一次刺激性接触皮膚炎

湿疹やかぶれなど、なんらかの皮膚のトラブルに関わったことのある方は、
「一次刺激性接触皮膚炎」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。
一次刺激性接触皮膚炎は、体の内面からの問題で湿疹やかぶれができてしまうものではなく、
外的要因によってこういった症状が発症してしまうものになります。

◆参考サイト:一次刺激性皮膚炎という事をよく耳にしますがどういう事ですか?

一次刺激性接触皮膚炎の多くは、コスメなどが原因で起こります。
化粧品などの肌に直接触れるものの刺激が、肌本来がもつ抵抗力よりも強い場合に、
湿疹やかぶれといった症状が出ます。簡単にいうと、「買ったコスメが肌に合わない」といったときに起こるものですね。

この症状は、一度使っただけで症状が出てしまうこともありますし、何度か使い続けてから出てくることもあります。
一度使っただけで症状が出るのは、一回の使用で肌の抵抗力を上回ってしまったためで、数回使ってから症状が出るのは、
最初は肌の抵抗力を下回る刺激だったのだけれど、回を重ねることでその抵抗力を上回ってしまった、ということが原因です。

一度の使用で症状が出てしまえば、「この化粧品は自分の肌に合わないんだ」とすぐにわかりますので、
素早く使用を止めることができますが、何度か使い続けてからだと、コスメにではなく、
自分の肌がたまたま弱っているだけだと思ってしまい、さらに使用を続けて症状が悪化してしまうこともありますので、
後者の判断はなかなか難しいかもしれません。

コスメを使用していて、使用回数にかぎらず湿疹やかぶれなどの異常が表れたときは、
すみやかに使用を中止して、皮膚科の判断を仰ぐことをおすすめします。
また口コミなどでの評判がよいからといっていきなり現物を購入してしまうと、一次刺激性接触皮膚炎が起きてしまっても、
ついもったいなくて使用を継続してしまいたくなってしまうので、まずはサンプルから試してみて。
そして、使用する前には必ず「パッチテスト」を行いましょう。

パッチテストとは、二の腕の内側に使用を検討しているコスメを塗布し、
そこを絆創膏などで保護して24時間おいておくというもの。
24時間後に絆創膏をはがして、赤みなどが出ていたら、
一次刺激性接触皮膚炎になってしまう可能性があるので使用は見送りましょう。
特に何の変化もなければ、使用を開始してOKです。
このパッチテストは、できれば基礎化粧品などのスキンケア用品だけでなく、メイクアップ用品でも試すことをおすすめします。

また、一次刺激性接触皮膚炎はアレルギーとは無関係の皮膚炎になりますので、
アレルギー体質でない方でも起こりえるものです。
「私はアレルギーをもっていないからどんなコスメを使っても大丈夫」と思っていると、
いきなり症状が表れたときに、原因がわからず対応に苦慮してしまいますので、
新しい化粧品を使用するときには注意を払いましょう。

ちなみに、コスメ以外に一次刺激性接触皮膚炎を引き起こす可能性のあるものとして、
石鹸や洗剤なども挙げられます。
新しい洗濯洗剤を使用したら肌が炎症を起こしてしまったという方や、
旅先のボディーソープを使ったら肌荒れしてしまった、という方は、
一次刺激性接触皮膚炎の可能性がありますのですみやかに皮膚科の診察を受けることをおすすめします。